ワーキングマザーの頭の中

母・働く女性・妻・人の子、そして一人の女性として思うこと、感じること、信じること

小学六年生の娘が感じた不公平さ

お子様をお持ちのママたちは、少なからず感じたことがあるであろう、こどもたちも、幼いながらも不公平の社会に直面している、ということを。

これは、不公平さの度合い関係なく、人間社会に生きている限りだれかしら経験することなんだけど、
自分の子供が、不公平に扱われたと感じた時は、親として、気が滅入ってしまう・・・(さすが、自称"親ばか"な私)

(自分に対してだったら、「こういうこともある、ある」と思い直して、前向きにとらえるんだけど)

不公平の難しいところは、当事者間で、不公平と感じている人がいる一方で、それを不公平と感じていない人がいる、ということ。

いや、理屈で考えていくと、どんなに矛盾していることでも肯定してしまいそうな、人が良すぎる自分がいるから、今は理屈は抜きにして語ろう

聞いてください~

娘(ちなみに、名前はほのかです)は、とてもすばしっこいのですが、走るとなると、軸がぶれぶれふらふら状態で足が遅かったんです。

友人に誘われて、4年の冬から土曜日だけ週1回、陸上教室に行きだしたの。6年の今となっては、もう”LOVE陸上”状態。ハマりまくっている(^^♪

いやー、ここだけの話、スポーツウェア代、ランニングシューズ代、スパイク代、大会参加費用・・・諸々、思ったよりお金がかかる(;'∀')

今通っている陸上教室は、希望者のみ平日3回練習に参加できることになっていて、娘はずっと行きたがってたんだけど、私が働いているから送り迎えができないということで、我慢させていたの。

でも、6年になってからは、自分の意志でひとりで平日練習にも行きだした。そうなると、練習する量が増えて靴がすぐにダメになりだした( ̄◇ ̄;)

我が家の懐事情により、今娘には親指あたりに穴があいている靴を履かせている(´;ω;`)ウッ… (心中:娘よ、ごめんね)

娘は努力家で、一年で100m走の記録を2秒も縮め、リレーメンバー選抜チームの補欠にまでなった。補欠になってからも、練習には一日も休まず参加していた。

そんな娘の口から、ある日こんなことを聞いた

なかなかリレーメンバーたち、仲間に入れてくれないんだ。
みんな、私とバトンの練習をしたがらないし、ペアにもなりたがらないし。リレーメンバーはメンバーだけで行動したがるから。仕方ないけど・・・

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娘に言った
「しんどいね。そんな状態で、よく休まず練習に行ってるね。」

そんな問いかけに、娘は、「だって、陸上が好きだから。誰かのせいで、私が好きでやっていることをやらなくなるのは、絶対イヤ」

ふと、思った。いつの間に、娘は成長したんだろう、と。

私が、娘の立場だったら、練習に行くのがいやになってそう・・・

そんな娘に、補欠ではなくリレーメンバーになれるチャンスがやってきた。

ある日、コーチに、「ほのか、近々大会が二つあるから、その二つの大会で、現メンバーの1走の〇〇と、4走の〇〇の記録を上回ったら、お前をリレー選抜チームのメンバーに編入するから」

そんな話をもらってきた日のほのかの眼は、とてもきらきらしていて、若さのエネルギーがみなぎっていた。

娘を見て、うらやましいと思った。無我夢中で真剣になれるものを見つけ、目標に向かっている娘の姿をみて・・・

結果、ほのかは、2大会連続して自分のベスト記録を更新し、現メンバーの記録を上回った!

最後の大会では、親である私もびっくりするような記録をたたき出し、涙がでそうになった。これで、やっとほのかの目標であるリレー選抜チームに入れる!と思ったら、震えるほどうれしかった。

大会後、娘と帰宅途中、突然ほのかが泣き出した

涙の理由は、娘の2大会記録結果に対しリレーメンバーの不満が出たことによるコーチの心変わりだ!

リレーメンバーたちは、以下2点を言い張っていたらしい。

①娘の大会記録は、リレーメンバーたちからすると、まぐれで、たまたま追い風があったから。

②そして、練習では、今回の2大会で記録を上回った子たちにいつも負けるのに、大会だけ勝てるのはおかしい

うわーっと思った。
仲良しリレーメンバーの必死の攻防戦が始まったと。
ずっと一緒に、同じ目標をひとつにして練習してきたリレーメンバーの子たちにとっては、娘は招かれざる客なのだ。

娘がここまで追いついてくるのは想定外だったのだ

気持ちはよーくわかる。しかし、世の中は競争世界で、負ける時も勝つときもある。負けたら、負けを認め、また上に行こうと頑張ればいいし、勝ったら勝ったで、次は追われる立場だから、今度は自分のレベルを上げるよう日々精進すればいい。

と、うまくコーチが話をまとめてくれたらいいのに、

ところが、コーチ、メンバーの意見に耳をかしてしまったの。

コーチが娘に、「よく頑張ったな」、という声かけもなく、淡々と話し始めて
「確かに今日お前が走った時は追い風だったし、ほかのメンバーの時は追い風もあったけど、途中横風になったし。だからお前たち各々が走った時の環境条件が違うから、この2大会の結果では、まだお前を正式なメンバーにはできない。

あと、あいつらが言うように、お前は、練習の時にも勝たないとな。今度の平日練習の時に、リレーメンバーとお前とで全員一緒に競争させるから、その時に早かった順番でリレーメンバーを最終決定する。そこで勝負して勝てや、グチグチ言ってる奴らを黙らせろ!」

えっ 今何て言いました?
話が違うやろ〜 この野郎〜


娘は、メンバーの子たちの不満の声より、コーチが娘との約束事を破り、約束の内容を勝手に変更してしまったことに、傷ついたようです。

私の気持ちは、聞いてくれないの?

と、なりますよね。

なんか、メンバーの子たちをえこひいきしているみたい。私をメンバーにならせたくないのかな。

と、思いますよね。この一件は、娘にコーチの自分への扱い方の不公平さを感じさせた事件となりました。

最初は親としてコーチに抗議をしたかったけど、思いとどまりました

親が抗議したところで、状況は変わらないし、また抗議することで、娘がメンバー選抜の再挑戦におののいていると思われたくないし。娘は、逆境でどこまでやれるかチャレンジすればいい。こどもの世界だから、親が入らず、影で100%以上の協力をしよう。

娘は、大会では違う陸上教室に所属する子たちと競争するから、気兼ねなく思いきり走れるのだそう
でも、練習では、一人ぼっちだから、なんか気が重くて、あと周りに気を使っちゃうから思いきって走れないようだ

平日練習でのメンバー決定戦は、娘には不利な条件だわ(⌒-⌒; )
まぁ、逆境でチャレンジすることで、また一つ壁を乗り越えれて、新しい学びがあるかも🍀

ママは、いつもあなたの味方です。
おもいっきり悔いのないよう走っておいで❕

いや、やっぱりコーチに会ったら、ちょっと嫌味を言っちゃおうかな・・・

また、皆さんに娘のレース結果を報告しますね。

今日もありがとうございます